依頼者 山田太郎様(仮名) 70代男性 神奈川県茅ヶ崎市在住
職業 無職
<依頼内容>
完済済みのS社に対する過払い金返還請求
(その他には、債務や過去の借入はありませんでした。)
<これまでの経緯>
14年前、S社とカードローンの契約をし、最初に5万円を借りたのが始まりだったそうです。
借り入れの理由は、ギャンブル(パチンコ)に使うためだったそうです。
限度額は50万円で、借りたり、返済したりを繰り返し、S社との取引が継続していたそうです。
その後、パチンコはやめましたが、S社に対する返済はずっと続いていたので、
現在の約定の元金は約6万円とのことでした。
<過払い金について知ったきっかけ>
奥様が、テレビや新聞等から、もしかしてご主人は過払になっているかもしれないと思ったそうです。
<当事務所にご相談、ご依頼いただいたきっかけ>
市役所で当事務所を紹介してもらったそうです。
<依頼の経過>
平成25年11月 当事務所にご相談で来所、受任
ご自分で取得された取引履歴をご持参いただきました。
S社とは、14年も取引を継続し、途中で完済したこともないことから、
すでに債務がなく、過払いである可能性が高いことを説明しました。
山田様(仮名)は、過払い金の返還を急いでいるわけではなく、
時間がかかっても良いから、出来るだけ多く返還してもらいたい、とのご希望でした。
S社の過払い金返還で、満額返還の場合は、訴訟になることが多い旨を説明し、了解を得ました。
同日、S社に受任通知を送付しました。
利息制限法による引直計算をした結果、約75万円(元金)の過払いであることが判明し、
山田様(仮名)とご相談させていただいた結果、予定通り訴訟で請求することとなりました。
平成25年12月 藤沢簡易裁判所に訴状提出
第1回目の口頭弁論期日は、平成26年1月末に決まりました。
平成26年1月中旬
S社から連絡があり、75万円を約1か月後に返還で和解できないかと言われましたが、
山田様(仮名)が過払い利息を含めた返還を希望されていたため、お断りしました。
数日後、再びS社と交渉
入金日までの過払い利息の端数をカットした85万円を約1か月後の返還で和解することとなりました。
山田様(仮名)に報告させていただいたところ、満足されていらっしゃいました。
平成26年2月下旬
S社から予定通り85万円の過払い金の返還が確認できましたので、訴訟を取り下げました。
費用を清算させていただき、過払い金を山田様(仮名)にお振込みさせていただきました。
これで、ご依頼いただきました手続きが無事に完了しました。
<ご依頼を振り返って>
早期に過払い金及び利息の返還を受けることが出来、山田様(仮名)も喜んでいらっしゃいました。
その後、奥様にも過去に完済した会社があり、過払い金があるかもしれないとのことで、新たにご依頼いただきました。
こちらもご希望に添えるよう、最善を尽くして対応させていただきたいと考えております。
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